除夜の鐘

大晦日の行事は古く、平安時代頃から行われていたようです。本来大晦日は歳神様を祀るための準備が行われる日でしたが、仏教の浸透とともに、除夜の鐘をつく習慣も生まれました。
全国のお寺で鳴らされる108つの鐘を「除夜の鐘」といいます。108とは仏教思想に基づく百八煩悩を意味しています。
煩悩とは「心を惑わし、身を悩ませる」もので、鐘をつき、これらの煩悩を1つ1つ取り除いて、清らかな心で正月を迎えようと言うわけです。
また、108回のうち最後の1回は年が明けてから突きます。
これは、今年1年煩悩に惑わされないように、という意味が込めらています・・・